手作りにこだわった越後味噌
大正7年、栗ノ木川沿いにて創業。現在地に工場を移し、昭和35年10月、株式会社を設立。現在で4代目。昔も今も手づくりの味噌にこだわっていらっしゃいます。仕込みは全て木桶を使用し、糀作りも昔ながらの「へぎ」を使っているとのこと。全て手仕事の為、多くの種類や大量生産は出来ませんが、米麹から手作りにこだわった越後味噌を作り続けています。
材料にこだわり、桶にもこだわる
創業当時から、味噌に大切な糀作りは小さいへぎでを使って、手作りで行われているそうです。どこまでも国産の材料にこだわり、昔から使っている蔵つき酵母が住む木桶で仕込んでいます。無添加の酒精を使わない生みそも、季節限定で作っていらっしゃいます。一つ一つの作業に手をかけ、確かめながら味噌作りをしています。
木桶にこだわる理由
木桶は管理が難しく、また現在は修理を行える職人がおらず、現在使っている木桶を丁寧に大切に使っていらっしゃいます。「プラスチックの桶では、そこで密閉されてしまいますが、木桶ではそれ自体に菌が住み着いており、蔵に住む菌などと一緒に、坂豊商店の味の味噌を作ってくれるのです。確かにプラスチックの桶ならば、管理もしやすくなるとは思いますが、一番肝心な『味』が変わってしまう可能性がある…それが怖いですよね。」と、坂井社長は語られます。
キレのある辛口の味噌
坂豊の味噌は天然醸造でじっくり熟成させ、キレのある風味が特徴です。味でいうと辛口の味噌。お得意様は「ここの味噌を食べると、他が物足りなく感じる」とのこと。具沢山の味噌汁でも、具材に負けない味が出せる、キレのあるお味噌。坂井社長「原料高騰や和食離れで厳しい側面もありますが、坂豊のお味噌を楽しみに待っているお客様のために、いつまでも変わらない味を作り続けたい。」そう語られる姿がとても印象的でした。
| 所在地 | 新潟市中央区沼垂西1-3-12 |
|---|---|
| TEL | 025-244-5030 |
| FAX | 025-244-5030 |
| 代表者 | 坂井 浩章 |
| 営業時間 | 午前8時 ～ 午後5時（土曜のみ12時終了） |
| 定休日 | 土曜午後・日曜・祝日 |
| 自社WEBサイト | なし |
| 販売商品 | 味噌、打ち豆 |
| 店舗での商品購入 | 可能 |
| 蔵見学 | 不可 |
