大正から昭和の始め、新潟県燕界隈の市で米糀(こめこうじ)を販売。米酢なども扱っていたという。その傍ら、味噌の製造を開始。それというのも糀の売れ残りを何とかしようという苦肉の策が、その始まりであったそうです。 扱う商品は越後味噌、みそ加工品、みそ漬など。お味噌醸造には手間暇掛け、商品一つ一つに手塩をかけて、おいしく高品質な商品づくりを行っていらっしゃいます。近年ではその味・品質の高さから、手軽に味噌を取り入れられるように、甘味噌に乾燥ネギやにんにく、生姜、シイタケや唐辛子を混ぜた「おかずみそ」がコンビニのおにぎり具材にも選ばれ、扱われているほどです。
「当店のこだわりは『お客様に喜んで頂ける品物ということで、商品作りを丁寧にする』ということです。」と語る堀さん。看板商品の味噌はもちろん、味噌漬けでも、手間暇かけて丁寧に作っていらっしゃいます。最近では浅漬けのような漬け込みが多い中、味噌の味がしっかりとつくように、出荷するまで3回程付け直します。まず1~2週間つけて、それをまた新しい味噌につけかえ、また約2週間、さらにつけかえて1週間。その後、出荷されます。次の行程に移る際も、味を見て、ちゃんとつかっていなければまた漬け込む。出来上がった味噌漬けは、しっかりと味噌の味はついた、昔懐かしい濃い目の味です。また最近では、塩分を気にされる方も多いので、最後の行程の後に塩抜きをするように、薄いタレに漬け込んだ「甘口」も作っていらっしゃるとのこと。
漬物用の一夜漬けの素「味噌漬け専科」は、昔、計りで売っていた味噌漬けの余った味噌を使って、自宅用の味噌漬けを作っていたところが始まり。 「このタレがあれば、お客様自身が好きな野菜を使って味噌漬けが作れるのでは?」という、家族のひらめきで生まれた商品だそうです。
お客様との付き合いを大事にしていく中で、そのお客様が新しいお客様を連れて来られたり、堀周商店の味噌を贈られたりなどで、そこから新しいお客様との出会いが。お客様に長年愛され続けているのは、それはいかなる時も手を抜かないということ、丁寧に商品づくりを行うこと。そして、気付けば80年。今までの味を守りながら、現在のニーズにも答えられる商品を作られる…そのことからも堀周商店のお客様を大切にされている姿勢が伺えます。
所在地 | 新潟県新潟市南区新飯田834番地(本社) |
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TEL | 025-374-2440 |
FAX | 025-374-2444 |
代表者 | 堀 雅晴 |
営業時間 | 午前8時30分 ~午後5時30分 |
定休日 | 日曜・祝日 第二、第四土曜日(不定期) |
自社WEBサイト | http://www.horishu.co.jp/ |
販売商品 | 越後味噌 みそ加工品 味噌漬 その他漬物 |
店舗での商品購入 | 可能 |
蔵見学 | 不可 |