大正元年、肩書地に於いて創醸。塩川酒造のある内野町は新潟市の西に位置し、新潟大学の街としても知られています。古来より信濃川の伏流水が豊かで、良質な水に恵まれた土地です。信濃川の支流である西川と江戸時代に人力で掘削された新川の立体交差が一望でき、豊かな穀倉地帯が築かれてきた歴史を感じることができます。 名高き越後杜氏と蔵人が、磨きぬかれた技で良質な酒造好適米、自家井戸から汲み上げられた清烈な水を使用し、雪の舞う極寒の最中、徹底した寒造りで日夜手造りひとすじに丹精込めて酒造りをされています。
塩川酒造の仕込蔵は昔ながらの土蔵倉で、四季の温度差も少なく酒造りに適した環境となっております。仕込みタンク25基には自動冷却装置を施し、醪(もろみ)の発酵管理はもとより貯蔵酒も徹底した温度管理をされております。 塩川酒造の造る日本酒にはすべて物語があり、コンセプトを決めてからどんな酒米を使うか、どんな仕込み方法にするかが決まっていくとのこと。
看板商品である「越の関」の山廃純米大吟醸の改良を重ねた「願人(ねがいびと)山廃純米吟醸原酒」もそのひとつ。江戸時代に新川の掘削工事で活躍した18人に思いを馳せるお酒です。 江戸時代、新潟市周辺は幾多の水害・干ばつに悩まされていました。願人は数々の苦難を乗り越え地域の発展に貢献し、新川開削により周辺住民の夢を叶えた人達のことです。内野町では親しみを込めてガンジン(ガンニン)さんとも呼ばれており、今でもその栄誉を称え記念碑が残されています。願人は願い、行動することで思いが成し遂げられることを教えてくれています。
「COWBOY YAMAHAI」と「FISHERMAN SOKUJO」は、塩川酒造で造られている海外輸出向けのお酒。伝統的な日本酒造りを守り抜き、それぞれ洋食の肉料理に合う味、カニやエビなど濃厚な料理に合う味を追求しつくされたお酒です。 近年、日本の日本酒市場は年々縮小していくばかり。その中で大きな蔵との価格競争には絶対勝てない。ならどうするか?と考えた結果、海外輸出の為に「COWBOY YAMAHAI」と「FISHERMAN SOKUJO」が生まれたとのこと。 塩川酒造では、地酒を世界中の方々に親しんで頂くため、新たな日本酒の開発や海外での現地生産にも積極的に取り組んでいらっしゃいます。
所在地 | 新潟市西区内野町六六二番地 |
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TEL | 025-262-2039 |
FAX | 025-261-3262 |
代表者 | 塩川武司 |
営業時間 | 午前9時 ~ 午後5時 |
定休日 | 土曜日、日曜日、祝祭日 |
自社WEBサイト | http://www.shiokawa.biz |
販売商品 | 越の関、越、願人、千の風、Cowboy Yamahai、Fisherman Sokujo |
店舗での商品購入 | 不可 |
蔵見学 | 5月~9月の土曜日10時~14時 (要予約) |