製造蔵リスト

糀屋からスタートした奈良橋醸造

明治中期、糀屋からスタートした奈良橋醸造は現在7代目。明治時代、そのおじい様の頃に糀の免許を取り、個人商店として味噌製造販売開始されました。昭和39年、4月に醤油製造場の建設。天然発酵蔵を分家より譲り受け、醤油の製造も始めたそうです。現在では、その天然発酵蔵で、こだわりのお味噌を作っています。

原料の産地にこだわった味噌

地元・岩船産のお米と県内産大豆、塩は天日塩を使うという原料を厳選し、大豆を煮る時も、今は珍しい和釜で煮るなど、岩船地方の昔ながらの造り方にこだわっているお味噌です。また、美味しさのもうひとつの秘密は「住み着き酵母」。「住み着き酵母」とは、味噌を長年造り続けてことにより、自然に柱などへ菌が付着して出来たものです。これが長い歳月を経て蔵独特の酵母が住み着き、奈良橋独特の味を造りだしているとのこと。

発酵食の町・塩谷で磨かれた味

世帯数250軒のうち、醤油蔵4軒、糀・味噌屋1軒、酒屋2軒と、発酵食を生業としている家の割合が多かった塩谷地区。昔から同業者同士、切磋琢磨し合いながら、お互いの味を磨いてきたと語る奈良橋社長。そういった良い環境が、今日の美味しいお味噌を造ってきたのだと、誇らしく語られていました。

全国味噌鑑評会で農林水産大臣賞を受賞

昨年の冬に行われた全国味噌鑑評会にて、奈良橋醸造が出品された「越後きうに味噌屋常七」が農林水産大臣賞を受賞されました。鑑評会は、味噌の品質向上と製造者の研鑚(けんさん)を目的に毎年開催されている、味噌の最大のコンテストです。色・香り・味・組成の審査があり総合的な採点で各賞が決まります。全国から434点の出品があり、その中から選ばれたお味噌。残念ながら既に売り切れてしまい、今はもうその味を確かめることは出来ません。奈良橋社長は語られます。「このような素晴らしい賞がいただけたのも、奈良橋醸造を支えて応援してくださる皆様のおかげです。感謝いたします。これからも、製品やサービスの向上に努め、皆様から愛される奈良橋醸造でありたいと思います。」

所在地 新潟県村上市塩谷1310番地
TEL 0254-66-5526
FAX 0254-66-5643
代表者 奈良橋 常久
営業時間 午前8時 ~ 午後5時
定休日 土・日・祝日
自社WEBサイト http://kyu2echigomiso.web.fc2.com/
販売商品 味噌、醤油、塩麹
店舗での商品購入 可能
蔵見学 不可(要相談)
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