製造蔵リスト

様々な商売を手掛けていた先々代

創業は昭和10年。現在のご主人のおじい様…初代が新潟県荒川町(現:村上市)に根を下ろし、味噌、醤油醸造を始められました。味噌・醤油屋、木工所、家具屋…様々な商売を手掛けていた先々代は、子供たちにそれぞれの商売を継がせ、その中の味噌・醤油屋が小林醤油店となられたそうです。

人為的な温度を加えず、1年間自然の温度で熟成

小林醤油店は、原料仕込から熟成、圧搾、ビン詰めまで一貫して自社で行っていらっしゃいます。手間やコストはかかりますが、蔵に住み着いた菌がその蔵の醤油の特徴を作り上げているという考えのもと、昔と変わらぬ味を守り続けています。

自分が食べて美味しいと思ったものを提供

「大手と比べ、価格でお客様を喜ばせることは出来ません。」と語る小林社長。こだわりを持って、皆様から「おいしい!」と喜んで頂けるものを提供しようと心掛けているそうです。また、直売所で販売しながら、お客様の反応や感想を直に受けて、ものづくりに活かしていらっしゃるとのこと。お客様のことを考えながら、真摯に作られているという自信を、そのお言葉から感じました。

地域の特徴を活かしたつゆの素「鮭つゆ」

小林醤油店がある新潟県村上市は鮭の町。本醸造しょうゆをベースに、たっぷりの鮭ぶしを時間をかけて煮出したダシを合わせることで、香り豊かでマイルドな味わいのつゆの素として仕上がっています。
使用している鮭ぶしは、50日間かけて「手火山造り」と呼ばれる鮭の旨みを最大限に引き出す昔ながらの伝統製法により作られており、カツオぶしと比べてすっきりとした甘みと旨みが特徴。めんつゆとしてだけでなく、煮物や茶碗蒸し、出汁巻き卵など幅広いお料理の味付けにもお勧めとのこと。

菌たちに祈りながら完成を待つ

小林社長は語ります。「仕込むまでは人が気を配って手間をかけ、仕込み後はおいしい製品になるように菌たちに祈りながら完成を待つ。これを繰り返しながら創業80年を迎えました。まだまだ80年、これからもお客様においしさを届けつつ、次の100年を目指します。」

所在地 新潟県村上市大津543-1
TEL 0254-62-2088
FAX 0254-62-2288
代表者 小林秀平
営業時間 午前9時 ~ 午後6時
定休日 1月1日、2日、3日
自社WEBサイト http://www.kobayashi-shoyu.co.jp/
販売商品 醤油、味噌、鮭つゆ、甘酒
店舗での商品購入 可能
蔵見学 不可
PAGETOP