創業は昭和2年。先々代が山ノ下神明宮の近く(現在の東区臨港1丁目)に小さな工場をつくり、沼垂や本町の市で、藁苞(わらづと)の納豆を売り歩いたのが始まりです。平成2年に現在の山木戸に工場を移しましたが、名前は「山ノ下納豆」として現在も続いています。赤色のデザインと萬代橋の図柄の図柄が印象的な「山ノ下納豆」。最初は、藁苞(わらづと)ほうに「山ノ下」の青い判を押して売っていたので、「青判あおはん納豆」と呼ばれていました。
山ノ下納豆では、地産地消を掲げ、その商品の多くで、契約農家で栽培した新潟県産の大豆を使って納豆を製造。タレも県内の醤油メーカー・山崎醸造で作った、山ノ下納豆専用のタレを使用しています。「大豆選びが何より大切」と、定期的に産地に出向かれ、生産者の方々と意見交換をされるとのこと。
工場を山木戸に移し、最新の機械設備が整った今も、変わらないのは「手作り」の意識。衛生面に気を付けることはもちろん、保存料などの添加物も使わない安心・安全な納豆作りを心掛けていらっしゃいます。
新感覚の調味納豆「ねり三昧なっ党」は、新潟市内の広告制作会社の社長と佐藤部長が温めていたアイディアがついに具現化した商品。味付けや、冷蔵庫で3週間持つなどの日持ちの良さなどに苦労されながら、商品化までには2年の歳月がかかったとのこと。マヨネーズやケチャップのように納豆をより身近に手軽に使ってもらえるように、新開発されたそうです。納豆がペースト状になってチューブ容器に入っている為、子供やお年寄りにも食べやすく、料理の幅も広がります。
山ノ下納豆専務・佐藤さんのおススメは、マグロのブツ切りにかけて「マグロの山かけ納豆風味」がおススメだそうです。他にはパスタソースとして使用してもいいとの事。
佐藤さんは語ります。「一番重要なのは、自分が納豆を作っているんじゃなく、納豆菌が納豆を作っているということ。だけどついつい自分たちが納豆を作っているんだと思ってしまって。いつもいつも反省しながら納豆を作っています。」と自ら付近の小学校へ足を運び、子供たちに納豆作りのレクチャーをするなど、加工業者として、地域での生産者・消費者との3者間の繋がりを大切にされていらっしゃいます。
所在地 | 新潟市山木戸7丁目6-47 |
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TEL | 025-273-7421 |
FAX | 025-271-9872 |
代表者 | 佐藤 健治 |
営業時間 | 午前8時~午後5時 |
定休日 | 日曜、祝日 |
自社WEBサイト | http://www.natto.ne.jp/yamanoshita/ |
販売商品 | 納豆、ねり納豆 |
店舗での商品購入 | 不可 |
蔵見学 | 可能(10:00~11:30、要連絡) |