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明治24年創業

山田家十代、山田醸造初代の弥惣治(やそうじ)さんが現在地において、明治24年(1891年)に醤油製造を創業されました。商標は、「Λ」に「や」の字。徳利、木樽に詰めての店頭売り、大八車を引いての行商だったとのこと。 以降、地元での地盤を不動のものに作り上げた2代目の忠太郎さん、販路を関東に広げるとともに通販事業にも乗り出した3代目久一さん、研究肌で実直一途な4代目の一弥さんへと代々受け継がれ、現在5代目山田克司さんが社長職を継承されています。

山田正子さん(以下、女将さん)は語られます。「昔は5トンのコンテナで毎日港から出荷されるくらい、味噌の出荷量は多かったんですよ。」
世界遺産に登録され、日本食やその食材が注目されてきてはいますが、私たち日本人の和食離れ…味噌離れはまだまだ深刻です。

原料にこだわり技を磨き、伝承

山田醸造は、原料にこだわり技を磨き、伝承していらっしゃいます。大豆の旨味を逃がさないために、煮るのではなく蒸します。山田屋に住み着いた酵母菌の中から、山田屋らしい酵母菌を培養しています。酵母「YMD」と名づけて純粋培養されたとのこと。酵母菌は、味噌が熟成していく上で欠かせず、味噌らしい香りを産生し、糀の酵素による分解とハーモニーを奏でて、味・香りの馥郁とした味噌を醸し出してくれます。現在は研究室で、脈々と酵母「YMD」を守り継いでいらっしゃいます。

糀の原料になるお米は基本的に新潟米を使用し、「魚沼のコシヒカリ」「新潟のコシヒカリ」などのブランド米使用のものもあるそうです。塩は、伯方の自然塩、岩塩使用のものなどを使用されています。

楽しく食を彩るお手伝いを

山田屋オンラインshopの店長でもあり、 ブログやサイトで、味噌を使ったレシピを紹介されている女将さんはこう語ります。

「お母さんが子供に食べさせたいもの…それは添加物がない、原材料も安心・安全で、保存料も入っていない、それでいて美味しいものだと思うんです。心と体が喜ぶもの、そういったものを食べさせたいと、母親である私自身も思います。ですが、子供自身が好むものは添加物や保存料たっぷりのスナック菓子やファストフード。ついついせがまれて、食べさせてしまいますよね?でもそればっかりだと、体に悪影響があるだけではなく、正しい味覚を育ててあげることも出来ないんですよ。どんなものが自分の体と心にいいのか、喜んでくれるのか。それを子供自身に教えてあげることが大切です。」

食べ物は健康の源…そういった思いを込めて、山田醸造では味噌をはじめとする商品を作っていらっしゃいます。
「味噌をたくさん食べて欲しい」という想いから生まれた「味みそ」は、約30年前から発売している定番の「ごまみそ」、「しそみそ」を始め、現在11種類の味をラインナップ。数ある中でも人気の商品とのこと。もちろん、保存料は一切使用しておりません。

山田屋女将「食べ物は空腹を満たす材料ではありません。食べるもので私達の体ができていること、そして家族の健康の源なのだという思いをこめて食事づくりをしたいものです。ふだん何気なく使うものこそ選ぶときに考えたい。山田屋はおいしく楽しく食を彩るお手伝いをいたします。」

所在地 新潟県新潟市北区葛塚3119
TEL 025-387-2005
FAX 025-387-2135
代表者 山田克司
営業時間 午前8時~午後6時30分
定休日 不定休
自社WEBサイト http://www.e-misoya.com/
販売商品 味噌、醤油
店舗での商品購入 可能
蔵見学  
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