大正2年2月、はじめは五十嵐漬物工場として福神漬けを作っていたとのこと。昭和16年8月、福神漬けに欠かせなかった醤油を作り始めたことが醤油製造の始まりでした。昔は神道寺に蔵があり、中山六兵衛という方が先祖で、中六という屋号から、醤油に転向し標章を作る時に、菱形の中に山と、屋号の六を入れて「菱山六醤油」となりました。これが社名の由来です。 漬け物から醤油に転向したきっかけは、新発田にある白根屋(漬け物)の現会長が若い頃、菱山六(当時は漬物)で修行中、他の会社で学んだ醤油の技法を菱山六に伝えたことが、醤油製造の始まりです。また、当時は戦時中のため、働き手が確保出来ず、漬物を作ることが難しかったという環境も理由の一つです。
昭和40年代に入ると、主婦の方々から「添加物を使わない醤油を作ってほしい」との声を頂き、化学調味料・合成保存料・着色料を一切使わない、うすくちしょうの「かおり」が登場。発売当時はこのような合成の保存料・着色料を使わない醤油はなく、受け入れられるまでに大変な時間と労力がかかりましたが、「安心で安全なもの」という目標のもと、現在では菱山六醤油の出荷№1を誇る商品になっております。
無添加の醤油は菱山六醤油が日本で初。当初は「小さな醤油蔵で無添加の醤油」と、TV・雑誌の取材もたくさんあったそうです。また、蔵頭の渡邊忠男さんは平成12年、『現代の名工』労働大臣表彰。平成14年、黄綬褒章など数々の賞を受賞するも、今だ現役にこだわり現場の陣頭指揮を最前線で振るわれています。
菱山六醤油の製品は新潟県産こだわりの大豆を使用しております。遺伝子組み替えの大豆は一切使用しておりません。北野社長「合成の保存料・着色料を使わない、健康で安心する食生活を目指した製品造りを常に心がけております。杉の木桶(きおけ)による天然熟成のお醤油は、まさに職人の腕と、新潟の風土が生み出した最高の傑作です。 いつまでもこだわりつづけてまいります。」
所在地 | 新潟市北区島見町3268-7 |
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TEL | 025-278-6688 |
FAX | 025-278-6655 |
代表者 | 北野 栄一 |
営業時間 | 午前8時15分 ~ 午後5時 |
定休日 | 土・日・祝日 |
自社WEBサイト | http://web.pavc.ne.jp/hishiyama6/ |
販売商品 | 醤油 |
店舗での商品購入 | 要相談 |
蔵見学 | 可能(要事前予約) |