現在三代目の西村糀店の創業は昭和10年頃。昔は醤油や納豆、豆もやしなどを作っていましたが、ある時から糀だけを作るようになりました。昔は自宅で味噌を作っていた為、糀がよく売れましたが、現在ではそういった家も減り、次第に味噌も作るようになったそうです。
添加物を一切使わず、若い糀を使います。大豆は県内産にこだわり、お米は自分の田んぼで作ったお米。お味噌は「糀カビ」という生き物を醗酵させて作る商品なので、お味噌自体が活きています。
西村糀店ではお店を構えていないので、特に決まった営業時間はありません。ですので、お客様の都合に合わせて対応されることもあるとのこと。味噌の仕込みがあるからと早朝に糀をお求めにいらっしゃる方や、反対に夜10時過ぎに来られる方も。もちろんご連絡を頂き、ご対応可能な場合のみですが、このような細かい対応は、店舗を構えていたり、大手ではなかなか出来ない事です。
また、お客様には農家が多く、「私の作ったこの大豆で味噌を作って欲しい」という要望にもお答えし、お客様のお持ちになった大豆で味噌を作ることも。業者から仕入れた大豆と違い、手間もかかり大変なところもありますが、これは大手では出来ない強みだと思います。自分が丹精込めて作った大豆のお味噌は大変喜ばれます。また、原材料を自分で提供するので、安心感もひとしおです。
20年以上、食生活改善推進委員会をされている奥様。「家族の健康は台所から」と、健康にいい献立を学び、地域の主婦を集めて一緒に作るなどの活動をされていらっしゃいます。食の大切さを知っているからこそ、現在の若い世代の食事情に警鐘を鳴らします。「朝ごはんを食べない、というお子さんのいるお母さんたちのために、塩こうじを使った簡単に出来る朝ごはんメニューを考案するなど、改善に努めています」と語られていました。 身近で栄養価も高く、とても優秀な発酵食。その歴史と自分たちの健康のためにも、広く深く伝えていきたいと強く思うのでした。
所在地 | 新潟市南区十二道島138 |
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TEL | 025-372-1940 |
FAX | 025-372-1940 |
代表者 | 西村一郎 |
営業時間 | 随時 |
定休日 | 日曜・祝日(要ご連絡で対応可能な場合も有) |
自社WEBサイト | なし |
販売商品 | 味噌、糀 |
店舗での商品購入 | 可能 |
蔵見学 | 不可 |