製造蔵リスト

始めは吉乃井という銘柄のお酒を造っていた

昭和5年創業。昭和35年に越後味噌醸造株式会社を設立。始めは高砂醸造という名で、吉乃井という銘柄のお酒を造っていたのこと。その後、酒造りをやめ、その設備で出来る醤油や味噌を造り始めたそうです。大正時代、酒造りに使っていた杉桶をそのまま味噌や醤油作りに活用し、他では味わえない味噌・醤油を造っていらっしゃいます。

「材料はいいものを使え」

「材料はいいものを使え」という先代の教えに従い、主に新潟産・北海道産大豆を使っています。 国産米で麹をつくり塩を混ぜ明治・大正・昭和初期の木桶に仕込み6ヶ月から12ヶ月をかけ熟成しました。味噌漬けの野菜は、新潟県産・国産の野菜・大豆にこだわり、特に茄子は魚沼産「魚沼巾着茄子」、 大根は赤塚産と、加工適正に優れた野菜を、県内農家と契約栽培。また、生産者が見える材料にこだわっています。その姿勢が、有名な老舗店舗に買われ、既に50年近く越後味噌の味噌を使われているとのこと。

越後味噌のロングセラー

大豆の逸品、北海道産の袖ふり大豆を使って六尺桶で仕込んだ袖振り味噌が一番の売り。この大豆はうま味と甘みが濃厚で、納豆やお菓子用の原料として知られています。木桶で仕込むことによって、上手に水分を調整し 味噌が呼吸をしやすいので、味噌造りの最大のメリットがあるそうです。大豆を茹でずに蒸すことにより栄養や旨味を逃がさず添加物をいっさい使用せずに作られていました。40年前に登場したこの味噌は、越後味噌のロングセラーです。

味噌の需要が落ち込んでいるからこそ

味噌蔵見学にどんどん来て頂いて、味噌のよさを一人でも多く知ってほしいと語る南雲社長。また、食育の観点から、近くの小学校の小学生を招き、味噌蔵見学も行っています。見学後、味噌屋が作った味噌汁を飲んで頂いています。現在、仕込み体験を行われることも検討されているとか。越後味噌醸造では、地域との密着・交流を大切と考え、積極的に地域のイベント行事などに参加されていらっしゃいます

温故知新

南雲社長は語ります。「郷土の味を守り、温故知新、受け継ぎ守り育て、伝えの精神で伝統を守り続け、これからも機械化された味噌にはない深い味わい、当社ならではの味を造り続けてまいります。」

所在地 新潟県燕市吉田中町5-10
TEL 0256-93-2002
FAX 0256-92-3837
代表者 南雲 和日古
営業時間 午前8時 ~ 午後5時15分
定休日 不定休
自社WEBサイト http://www.echigomiso.co.jp/
販売商品 味噌、醤油、味噌漬け
店舗での商品購入 可能
蔵見学 可能10~11時、14~15時(1か月前に要予約)
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